日本でクラフト・ビールの火付け役となったのは、ベルギー・ビール?それとも、ヤッホーブルーイングの
よなよなエール?判断に迷うところです。私が店頭を見て回っていた当時の記憶によると、2013年秋頃からベルギー・ビールがぽつぽつ特定販路で出てきて、専門のバーも出てきて、メディアで話題が目立つようになった後、クラフト・ビールが注目されていったように思いました。食通の知人と話していて、私がベルギー・ビールの話題を出すと、知人が「よなよなエール」の話を出してきた、という順序だったものです。
「ビール」で検索したトレンド
試しに、2004年から今までの「ビール」での検索トレンドを見てみました。とりあえず今回は閲覧者の地域を日本だけに絞っています。 Google+にシェアしておいた
リンクを貼っておきます。
「関連キーワード」のところ、記事執筆時のこの瞬間は、「注目」順で並べて、
「ベルギービールウィークエンド」
が1位です。2位以下が
「箕面ビール」
「プレミアムモルツ」
「ipa」
となっています。
次に、「人気」順にしてみると
「アサヒ」
「アサヒ ビール」
「キリン ビール」
「キリン」
「サッポロ ビール」
「サッポロ」
「ビール工場」
「札幌 ビール」
とここまでが1~8位。次が
「ベルギー ビール」
「ベルギー」
「クラフト ビール」
と来ます。
ベルギー・ビールが火付け役?
記憶とデータから行くと、少なくとも日本では大体そんな流れだったのでは?と思いますが、より精査すれば違う分析もあるかもしれないので断定はしません。私は家電量販店の酒販コーナーという意外な場所で、ベルギー・ビールの流行を予感しました。ただ、3,4種類買ってきて試したものの、甘かったんですね。個人的にはこれを契機に敬遠してしまいましたが、トレンドが来るという予測は変更しませんでした。
クラフト・ビール生産国(事業所数ベース「)トップは
ようやく本論に入ります。上記のような流れから、なんとなくベルギーか、そうでなくともヨーロッパと思っていましたが。。
The Brewers Journal と Alltech の最新レポート「によれば、世界のクラフト・ビール熱はいまだ盛んで、インドやアイスランドのIPA、ベルギーやブラジルのセゾン・スタイル、アメリカやウクライナのAPAなど様々なクラフト・ビールが楽しめるようになっているが、最大の生産国は、4750のクラフト・ビール醸造所を擁するアメリカなのです。
世界のブリュワリーの94%がクラフト・ビール醸造所
世界のビール醸造所は209か国にまたがり、事業所数は19000か所以上、うち17732か所がクラフト・ビール醸造所だというから驚きだ。世界的なブームに乗って、アメリカ・イギリスのクラフトビール醸造所の新規開設も、前年比1割増を続けているという。(前掲レポート)
同報告は非常に興味深いのだが、データが生産量ベースではなく、事業所数ベースであるところがやや惜しい。ただ、調査においてクラフト・ビール醸造所の定義を、従業員30人未満か、年間生産量5000ヘクトロン(1ヘクトロン=100リットルだから、年間50万リットル) 未満と規定しているので、少なくとも産業自体の隆盛を比較する重要な指標にはなる。
(参考)トップ10各国のクラフト・ビール醸造所数
そう。日本はもちろんですが、ベルギーは入っていませんね。