2017年4月9日日曜日

欧州食品安全機関、"acacia gum" を食品添加物として問題なしと評価

 "acacia gum" という英語を見て、アカシア→蜜→甘味料と思ってしまったのだが、違った。「アラビアガム」「アカシア樹脂」のことだという。たしかにアラビアガムといえば、日本では、食品添加物として使用されてきている。ガムシロップに使われているのも、アラビアガムである。この原料がマメ科ネムノキ亜科アカシア属アラビアゴムノキ、といわれると、一瞬、え?ゴムノキ?天然ゴムと一緒?輪ゴムと一緒?とわけがわからなくなるかもしれない。調べてみたら、天然ゴムの原料は多数ある。天然ゴムを使った輪ゴムの原料は、「弾性ゴム」に分類される。そして、食品添加物に使用される「アラビアガム」は「水溶性ゴム」に分類される。

 詳しくは、3月1日にEFSA(European Food Safety Authority)が発表した資料 Re-evaluation of acacia gum (E 414) as a food additive を参照されたい。結論は、タイトルの通り「問題なし」ということである。

 サマリでなく報告書の36ページ "Conclusion" (結論)を見ると、ADI=一日の許容摂取量も設定の必要なしとしている。(日本でも、設定されていないようである。)










2017年4月8日土曜日

米・タコベルに新メニュー " Loaded Taco Burrito" など

 すでに日本にも上陸している "Taco Bell" アメリカで新メニューが話題になっている。

 ひとつが "Loaded Taco Burrito" ブリトーというと、以前NHK教育テレビでよく観ていた海外ドラマ、iCarly(アイカーリー)を思い出す。

 

Loaded Taco Burrito


 タコとブリトーという人気メニューを一つにした新メニュー。 ちなみに、4月の第一木曜が ”National Burrito Day” (今年は4月6日)に決まっており、それに合わせてリリースしたメニューらしい。








Mexican Crispy Chicken Pizza


  こちらは、メキシカン・ピザとタコ・ピザをドッキングしたもの。二つのスタイルの違いはよくわからないが、ナチョチーズソース、フライドチキン、メキシカンピザソース、ピコ・デ・ガロ などが使われているようだ。


Naked Breakfast Taco も、おいしそう。

4月7日はアメリカの ”National Beer Day”

 そうとは知らず、昨日はにわかにビール熱が高まって統計を記事にしていました。

 アメリカの ”National Beer Day” 「全国ビールの日」といったところでしょうか。 Wikipedia を参照すると、1933年、フランクリン・ルーズベルト大統領のときに「カレン・ハリソン法」(アルコール度数が重量で3.2以下、あるいは容積で4.05%以下)が施行された日ということです。これを記念した日なんですね。

 参考までに、数時間前TIME誌がアップした記事をリンクしておきます。

This Is Why April 7 Is National Beer Day

 さきほど、記事をアップした際は、今日の日付を7日と勘違いしていましたが、今日は8日でしたね。m(__)m

2017年4月7日金曜日

【最新】日本のビール輸入量データ(2017年2月・相手国別)

 前の記事で、2016年度のビール輸入について、輸入量順に紹介した。その続きとして、今年(2017年)2月のデータを、見やすくまとめみた。



 累計は、年度ではなく、暦年ベースと思われる。表の下の方に、当月の数字が空欄になっていて、累計数字のみ入っているものは、1月には輸入があったものの、2月には無かったものだろう。

 当ブログの今のところの暗黙のルール(?)により、生産量ベースで、1位から最下位の32位までを、ベタ打ちでご紹介していくことにする。
 

 メキシコ、ドイツ、ベルギー、アメリカ合衆国、英国、オーストラリア、大韓民国、スペイン、中華人民共和国、イタリア、タイ、ベトナム、シンガポール、スリランカ、フランス、チェコ、オランダ、カナダ、仏領ポリネシア、香港、ロシア、ニュージーランド、フィンランド、インドネシア、レバノン、チュニジア、トルコ、アイルランド、オーストリア、デンマーク、ノルウェー、ナイジェリア。

以上です。


日本のビール輸入量・金額(2016年度・相手国別)

 このところ、コーヒー・ファンジンの方でコーヒーの統計情報をアップしていますが、こちらでは今日、ビールの貿易統計を見てみます。

 2016年度の輸入について、輸入量の多い順に54か国並べてあります。こんなにあるの?と少し驚きました。私の方で加工を行っていますので、転載禁止です。(他の記事で掲載している画像も同様。)


 せっかくですから、こちらも、輸入量の多い順にベタ打ちで国名を掲載しておきます。


メキシコ、ドイツ、ベルギー、アイルランド、アメリカ合衆国、大韓民国、英国、オーストラリア、タイ、中華人民共和国、イタリア、ベトナム、スペイン、シンガポール、インド、チェコ、香港、オランダ、カナダ、台湾、インドネシア、フランス、ネパール、トルコ、ロシア、ブラジル、ペルー、フィリピン、仏領ポリネシア、スリランカ、ニュージーランド、オーストリア、モロッコ、カンボジア、ミャンマー、ノルウェー、スウェーデン、ラオス、ケニア、レバノン、ギリシャ、フィジー、スイス、イスラエル、デンマーク、チュニジア、フィンランド、ポルトガル、ニューカレドニア()、ヨルダン川西岸及びガザ、アルゼンチン、マルタ、セネガル、ナイジェリア。

以上です。ここからの分析はやすやす無料公開できない(^-^; ので、仕事の上で進めていきます。

2017年3月27日月曜日

クラフト・ビール生産国トップ10を知っていますか?

日本でクラフト・ビールの火付け役となったのは、ベルギー・ビール?それとも、ヤッホーブルーイングのよなよなエール?判断に迷うところです。私が店頭を見て回っていた当時の記憶によると、2013年秋頃からベルギー・ビールがぽつぽつ特定販路で出てきて、専門のバーも出てきて、メディアで話題が目立つようになった後、クラフト・ビールが注目されていったように思いました。食通の知人と話していて、私がベルギー・ビールの話題を出すと、知人が「よなよなエール」の話を出してきた、という順序だったものです。

「ビール」で検索したトレンド


試しに、2004年から今までの「ビール」での検索トレンドを見てみました。とりあえず今回は閲覧者の地域を日本だけに絞っています。 Google+にシェアしておいたリンクを貼っておきます。

「関連キーワード」のところ、記事執筆時のこの瞬間は、「注目」順で並べて、

「ベルギービールウィークエンド」

が1位です。2位以下が

「箕面ビール」
「プレミアムモルツ」
「ipa」

となっています。

次に、「人気」順にしてみると

「アサヒ」
「アサヒ ビール」
「キリン ビール」
「キリン」
「サッポロ ビール」
「サッポロ」
「ビール工場」
「札幌 ビール」

とここまでが1~8位。次が

「ベルギー ビール」
「ベルギー」
「クラフト ビール」

と来ます。

ベルギー・ビールが火付け役? 


記憶とデータから行くと、少なくとも日本では大体そんな流れだったのでは?と思いますが、より精査すれば違う分析もあるかもしれないので断定はしません。私は家電量販店の酒販コーナーという意外な場所で、ベルギー・ビールの流行を予感しました。ただ、3,4種類買ってきて試したものの、甘かったんですね。個人的にはこれを契機に敬遠してしまいましたが、トレンドが来るという予測は変更しませんでした。

クラフト・ビール生産国(事業所数ベース「)トップは


ようやく本論に入ります。上記のような流れから、なんとなくベルギーか、そうでなくともヨーロッパと思っていましたが。。

The Brewers Journal と Alltech の最新レポート「によれば、世界のクラフト・ビール熱はいまだ盛んで、インドやアイスランドのIPA、ベルギーやブラジルのセゾン・スタイル、アメリカやウクライナのAPAなど様々なクラフト・ビールが楽しめるようになっているが、最大の生産国は、4750のクラフト・ビール醸造所を擁するアメリカなのです。

世界のブリュワリーの94%がクラフト・ビール醸造所


世界のビール醸造所は209か国にまたがり、事業所数は19000か所以上、うち17732か所がクラフト・ビール醸造所だというから驚きだ。世界的なブームに乗って、アメリカ・イギリスのクラフトビール醸造所の新規開設も、前年比1割増を続けているという。(前掲レポート)

同報告は非常に興味深いのだが、データが生産量ベースではなく、事業所数ベースであるところがやや惜しい。ただ、調査においてクラフト・ビール醸造所の定義を、従業員30人未満か、年間生産量5000ヘクトロン(1ヘクトロン=100リットルだから、年間50万リットル) 未満と規定しているので、少なくとも産業自体の隆盛を比較する重要な指標にはなる。

(参考)トップ10各国のクラフト・ビール醸造所数




そう。日本はもちろんですが、ベルギーは入っていませんね。

2017年3月20日月曜日

【本ブログ注目ビール】Allagash "White"

プロが評価するクラフトビール

アメリカのベルギービール、というと若干ややこしいが、アメリカのクラフトビールの中で、醸造者・レストランなど業界人が評価するビールの中に、Allagashの "White"があるようだ。

[出所] http://www.allagash.com/beer/white/?ao_confirm

オーソドックスなデザインが与える安心感

ご覧のように、瓶のスタイルはずんぐりむっくりと言えなくもない。奇をてらうことのない洗練されたデザインは、そのどっしり感と相まって、作り手の、嫌味のない自信を感じさせる。「おぅ、これ飲んどけよ」と言われたら、「うまそうだな!」と素直に喜んで栓を開け、迷うことなく飲み始められる気がするが、いかがだろうか。

ビール醸造所 Allagash

同社は1995年、メイン州ポートランドに設立された。
Allagash Brewing Co.
50 Industrial Way
Portland, ME 04103
Open for tours, tastings, and retail seven days a week.

ホームページを見ると、旬な話題として、" the saison style of beer" セゾンビール(「ベルギー南部のワロン地方で主に作られ、春に製造、貯蔵し夏に出荷される」 Wikipedeia) 関連の告知がアップされている。

White

今回取り上げた”White”は、セゾンスタイルではないようで、年間を通じて購入できる。
使用している穀類は
 Allagash 2-Row Malted Barley Blend, Red Wheat Malt, Raw White Wheat, Oats, Carapils
ホップは
Nugget, Crystal, Czech Saaz
スパイス等
Coriander, Curaçao Orange Peel

とある。(以上、Allagash社の商品ページより。)コリアンダー、オレンジピールというのはまさにベルギービールの「ホワイトエール」のレシピだ。なるほど、だから名前もストレートに”White”なわけだ。

テイスティング・ノート 

商品ページの右下の方に、”White Tasting Notes”が用意されている。ぺラ一枚分だが、写真一枚にきれいにまとめ、ダウンロードできるようにしている配慮が心憎い。
this beer is fruity, refreshing and slightly cloudy in appearance

この”cloudy”をどう捉えたらいいのかやや迷うが、アメリカ・クラフトビール界のプロたちが評価し、なおかつ日本ではまだ一般の店頭に並んでいる状況ではないと思われるこのビール。飲んでいない筆者が言うのも何だが、導入してみると面白い商品かもしれない。