2013年2月9日土曜日

A2ミルク市場、拡大中

【これは牛乳のお話です】

オーストラリアa2 milk が英国市場に進出

オーストラリアの a2ミルク が Robert Wiseman Dairies との合弁企業の形で a2 milk UK としてイギリスに進出した。オーストラリアでの成功がそっくりそのままイギリス市場でも通用すると考えてのことだ。この件は下記に報じられている。

a2 Milk UK aiming to reproduce Australian success

牛乳に含まれるカゼインには種類がある

A2ミルクとは何か。

簡単にいえばベータカゼインA1(健康への悪影響が一部で噂される)を含まず、A2を豊富に含む牛乳のことである。オーストラリアではポピュラーな商品になりつつあり、すでに生乳市場の6.4%を占めているという。

より詳細な説明のため、以下、日本の食品安全委員会のデータベースから引用する。

A2ミルクとA1ミルクの違い

Q.A1ミルク及びA2ミルクとは何か。
A.ミルクは多種のたん白質を含んでいる。一般に、牛乳中のたん白質の約80%はカゼインたん白質である。しかし、牛の種類が異なるミルクや牛以 外の動物のミルクでは、たん白質の割合が異なる。主なカゼインの一つはベータカゼインである。様々な型のベータカゼインが存在するが、最も一般的なのは ベータカゼインA1(この型を多く含むミルクはA1ミルクとして知られている)及びベータカゼインA2(このタイプを多く含むミルクはA2ミルクとして知 られている)である。ホルスタインのような特定種の牛は主にA1ミルクを産出するが、ガーンジーのような他種の牛、めん羊及び山羊は主にA2ミルクを産出 する。オーストラリアとニュージーランドで産出されるミルクは、通常A1とA2ミルクが混ざったものである。 

【出典:食品安全委員会「食品安全総合情報システム」】
資料管理ID syu03412290208
タイトル オーストラリア・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)、A1ミルクとA2に関するファクトシートを公表

おそらく日本人にとってはまだまだ聞き慣れないA2ミルクであるが、すでにオーストラリアで6%超のシェアを獲得し、a2ミルク社では、消費者の意識の高まりにつれ需要は堅実に伸びていくものと見込んでいる。

もし「牛乳が合わない」と感じている日本人の体質にa2ミルクがより適合してものであるとすれば、日本の生乳市場にも本気の殴り込みをかけてくる日が訪れるかもしれない。

A2ミルクに今後も注目していきたい。