2017年4月7日金曜日

【最新】日本のビール輸入量データ(2017年2月・相手国別)

 前の記事で、2016年度のビール輸入について、輸入量順に紹介した。その続きとして、今年(2017年)2月のデータを、見やすくまとめみた。



 累計は、年度ではなく、暦年ベースと思われる。表の下の方に、当月の数字が空欄になっていて、累計数字のみ入っているものは、1月には輸入があったものの、2月には無かったものだろう。

 当ブログの今のところの暗黙のルール(?)により、生産量ベースで、1位から最下位の32位までを、ベタ打ちでご紹介していくことにする。
 

 メキシコ、ドイツ、ベルギー、アメリカ合衆国、英国、オーストラリア、大韓民国、スペイン、中華人民共和国、イタリア、タイ、ベトナム、シンガポール、スリランカ、フランス、チェコ、オランダ、カナダ、仏領ポリネシア、香港、ロシア、ニュージーランド、フィンランド、インドネシア、レバノン、チュニジア、トルコ、アイルランド、オーストリア、デンマーク、ノルウェー、ナイジェリア。

以上です。


日本のビール輸入量・金額(2016年度・相手国別)

 このところ、コーヒー・ファンジンの方でコーヒーの統計情報をアップしていますが、こちらでは今日、ビールの貿易統計を見てみます。

 2016年度の輸入について、輸入量の多い順に54か国並べてあります。こんなにあるの?と少し驚きました。私の方で加工を行っていますので、転載禁止です。(他の記事で掲載している画像も同様。)


 せっかくですから、こちらも、輸入量の多い順にベタ打ちで国名を掲載しておきます。


メキシコ、ドイツ、ベルギー、アイルランド、アメリカ合衆国、大韓民国、英国、オーストラリア、タイ、中華人民共和国、イタリア、ベトナム、スペイン、シンガポール、インド、チェコ、香港、オランダ、カナダ、台湾、インドネシア、フランス、ネパール、トルコ、ロシア、ブラジル、ペルー、フィリピン、仏領ポリネシア、スリランカ、ニュージーランド、オーストリア、モロッコ、カンボジア、ミャンマー、ノルウェー、スウェーデン、ラオス、ケニア、レバノン、ギリシャ、フィジー、スイス、イスラエル、デンマーク、チュニジア、フィンランド、ポルトガル、ニューカレドニア()、ヨルダン川西岸及びガザ、アルゼンチン、マルタ、セネガル、ナイジェリア。

以上です。ここからの分析はやすやす無料公開できない(^-^; ので、仕事の上で進めていきます。

2017年3月27日月曜日

クラフト・ビール生産国トップ10を知っていますか?

日本でクラフト・ビールの火付け役となったのは、ベルギー・ビール?それとも、ヤッホーブルーイングのよなよなエール?判断に迷うところです。私が店頭を見て回っていた当時の記憶によると、2013年秋頃からベルギー・ビールがぽつぽつ特定販路で出てきて、専門のバーも出てきて、メディアで話題が目立つようになった後、クラフト・ビールが注目されていったように思いました。食通の知人と話していて、私がベルギー・ビールの話題を出すと、知人が「よなよなエール」の話を出してきた、という順序だったものです。

「ビール」で検索したトレンド


試しに、2004年から今までの「ビール」での検索トレンドを見てみました。とりあえず今回は閲覧者の地域を日本だけに絞っています。 Google+にシェアしておいたリンクを貼っておきます。

「関連キーワード」のところ、記事執筆時のこの瞬間は、「注目」順で並べて、

「ベルギービールウィークエンド」

が1位です。2位以下が

「箕面ビール」
「プレミアムモルツ」
「ipa」

となっています。

次に、「人気」順にしてみると

「アサヒ」
「アサヒ ビール」
「キリン ビール」
「キリン」
「サッポロ ビール」
「サッポロ」
「ビール工場」
「札幌 ビール」

とここまでが1~8位。次が

「ベルギー ビール」
「ベルギー」
「クラフト ビール」

と来ます。

ベルギー・ビールが火付け役? 


記憶とデータから行くと、少なくとも日本では大体そんな流れだったのでは?と思いますが、より精査すれば違う分析もあるかもしれないので断定はしません。私は家電量販店の酒販コーナーという意外な場所で、ベルギー・ビールの流行を予感しました。ただ、3,4種類買ってきて試したものの、甘かったんですね。個人的にはこれを契機に敬遠してしまいましたが、トレンドが来るという予測は変更しませんでした。

クラフト・ビール生産国(事業所数ベース「)トップは


ようやく本論に入ります。上記のような流れから、なんとなくベルギーか、そうでなくともヨーロッパと思っていましたが。。

The Brewers Journal と Alltech の最新レポート「によれば、世界のクラフト・ビール熱はいまだ盛んで、インドやアイスランドのIPA、ベルギーやブラジルのセゾン・スタイル、アメリカやウクライナのAPAなど様々なクラフト・ビールが楽しめるようになっているが、最大の生産国は、4750のクラフト・ビール醸造所を擁するアメリカなのです。

世界のブリュワリーの94%がクラフト・ビール醸造所


世界のビール醸造所は209か国にまたがり、事業所数は19000か所以上、うち17732か所がクラフト・ビール醸造所だというから驚きだ。世界的なブームに乗って、アメリカ・イギリスのクラフトビール醸造所の新規開設も、前年比1割増を続けているという。(前掲レポート)

同報告は非常に興味深いのだが、データが生産量ベースではなく、事業所数ベースであるところがやや惜しい。ただ、調査においてクラフト・ビール醸造所の定義を、従業員30人未満か、年間生産量5000ヘクトロン(1ヘクトロン=100リットルだから、年間50万リットル) 未満と規定しているので、少なくとも産業自体の隆盛を比較する重要な指標にはなる。

(参考)トップ10各国のクラフト・ビール醸造所数




そう。日本はもちろんですが、ベルギーは入っていませんね。

2017年3月20日月曜日

【本ブログ注目ビール】Allagash "White"

プロが評価するクラフトビール

アメリカのベルギービール、というと若干ややこしいが、アメリカのクラフトビールの中で、醸造者・レストランなど業界人が評価するビールの中に、Allagashの "White"があるようだ。

[出所] http://www.allagash.com/beer/white/?ao_confirm

オーソドックスなデザインが与える安心感

ご覧のように、瓶のスタイルはずんぐりむっくりと言えなくもない。奇をてらうことのない洗練されたデザインは、そのどっしり感と相まって、作り手の、嫌味のない自信を感じさせる。「おぅ、これ飲んどけよ」と言われたら、「うまそうだな!」と素直に喜んで栓を開け、迷うことなく飲み始められる気がするが、いかがだろうか。

ビール醸造所 Allagash

同社は1995年、メイン州ポートランドに設立された。
Allagash Brewing Co.
50 Industrial Way
Portland, ME 04103
Open for tours, tastings, and retail seven days a week.

ホームページを見ると、旬な話題として、" the saison style of beer" セゾンビール(「ベルギー南部のワロン地方で主に作られ、春に製造、貯蔵し夏に出荷される」 Wikipedeia) 関連の告知がアップされている。

White

今回取り上げた”White”は、セゾンスタイルではないようで、年間を通じて購入できる。
使用している穀類は
 Allagash 2-Row Malted Barley Blend, Red Wheat Malt, Raw White Wheat, Oats, Carapils
ホップは
Nugget, Crystal, Czech Saaz
スパイス等
Coriander, Curaçao Orange Peel

とある。(以上、Allagash社の商品ページより。)コリアンダー、オレンジピールというのはまさにベルギービールの「ホワイトエール」のレシピだ。なるほど、だから名前もストレートに”White”なわけだ。

テイスティング・ノート 

商品ページの右下の方に、”White Tasting Notes”が用意されている。ぺラ一枚分だが、写真一枚にきれいにまとめ、ダウンロードできるようにしている配慮が心憎い。
this beer is fruity, refreshing and slightly cloudy in appearance

この”cloudy”をどう捉えたらいいのかやや迷うが、アメリカ・クラフトビール界のプロたちが評価し、なおかつ日本ではまだ一般の店頭に並んでいる状況ではないと思われるこのビール。飲んでいない筆者が言うのも何だが、導入してみると面白い商品かもしれない。




2017年3月18日土曜日

日本農業遺産の認定地域決まる

世界農業遺産認定申請の前提


日本農業遺産の認定について、農林水産省からリリースが出されました。世界農業遺産の認定は、国連食糧農業機関(FAO)が行うもので、日本の場合農林水産省の認定がないと申請できないようです。

日本農業遺産の認定地域


世界農業遺産への認定申請に係る承認及び日本農業遺産の認定を行う地域の決定について

によれば、日本農業遺産として認定されたのは下記の8地域。

宮城県大崎地域
  「大崎耕土」の巧みな水管理による水田農業システム

埼玉県武蔵野地域
  武蔵野の落ち葉堆肥農法

山梨県峡東地域
  盆地に適応した山梨の複合的果樹システム

静岡県わさび栽培地域
  静岡水わさびの伝統栽培(発祥の地が伝える人とわさびの歴史)

新潟県中越地域
  雪の恵みを活かした稲作・養鯉システム

三重県鳥羽・志摩地域
  鳥羽・志摩の海女漁業と真珠養殖業-持続的漁業を実現する里海システム-

三重県尾鷲市、紀北町
  急峻な地形と日本有数の多雨が生み出す尾鷲ヒノキ林業

徳島県にし阿波地域
  にし阿波の傾斜地農耕システム

世界農業遺産への認定申請が許可されたのは3地域

前項のうち、今回農水省が、世界農業遺産への認定申請を許可したのは、宮城県大崎地域、静岡県わさび栽培地域、徳島県にし阿波地域……の3つである。

宮城県大崎地域
  「大崎耕土」の巧みな水管理による水田農業システム

 大崎地域とは、宮城県大崎市、色麻町、加美町、涌谷町、美里町のこと。資料には、
歴史的に冷害や洪水、渇水が頻発する自然条件を耐え抜くために、巧みな水管理や屋敷林「居久根(いぐね)」による災害に強い農業・農村を形成。
とある。興味を惹くキーワードはもちろん「居久根」。認定の趣旨は「災害に強い」と書いているが、認定地域ではない仙台市のホームページを見ると、 「仙台市東部の田園地帯に存在していた居久根の多くは,東日本大震災によって流失したり,塩害などで枯死したりして,大きな被害を受けました」とある。無論、東日本震災の津波はスケールが大き過ぎたので、これを以て災害に弱いとは言えない。

言葉だけではあまりイメージできないが、資料に添付されている写真を見ると、青々とした水田の中に点在する、民家とそれを囲む屋敷林の風景はとても美しい。

 静岡水わさびの伝統栽培(発祥の地が伝える人とわさびの歴史)

認定された静岡県わさび栽培地域は、静岡市、浜松市、富士宮市、御殿場市、下田市、伊豆市、賀茂郡東伊豆町、賀茂郡河津町、賀茂郡松崎町、賀茂郡西伊豆町、駿東郡小山町である。
日本の固有種であるワサビを、沢を開墾して階段状に作ったわさび田で、肥料を使わず湧水に含まれる養分のみで栽培する伝統的な農業を継承。
というものだ。

にし阿波の傾斜地農耕システム

個人的には、世界農業遺産の認定申請を許可された3地域のなかで、もっとも興味を惹かれたのがここ。徳島県にし阿波地域(美馬市、三好市、つるぎ町、東みよし町)である。
 急傾斜地に茅をすき込んで土壌流出を防ぎ、独自の農機具を用いて斜面を階段状にせずに耕作する独特な農法で、在来の雑穀など多様な品目を栽培。
写真は、山と急斜面の農地だけなので地味だが、在来種・雑穀・多品種というところがおもしろい。もちろん大量生産の商品を作るのには向かないが守り続けることによって、この地域にしかない資産となる。知財化することが重要で、安易な異業種連携でおいしいところを持っていかれることのないように、地元の皆さんにがんばってもらいたいと思う。

ベーコン付きのカクテルはお好き?

お肉のカクテル

最近読んでいた記事の中に、ベーコンのカクテルというのがありました。
イメージできますか?こんな感じのものです。

ベーコン・マティーニ

アメリカ人は、ベーコンが好きですよね。スイーツにも当たり前のように使っています。
記事を探ってみると、日本では例えばこんな感じ

アメリカで話題の肉カクテルとは?

で何年かおきに思い出したように「トンデモ」カクテルとして取り上げられていますが、肉風味のカクテルは意外に歴史が古く、たとえばウオッカ+ビーフブイヨン/コンソメで作られる ”Bull Shot” は1940年代から提供されていることが、ベーコン・ウオッカのwiki に書かれています。

食文化の共通点


しかしよく考えてみると、肉風味の酒というのは、「アレ」を媒介項として日本の食文化に照らして見た場合、全然異質のものではないと気づきました。そう、アレ。骨酒です。地域にもよるのでしょうが、私などは「かじか酒」になじみがあります。これ、旨いんですよ!!

味づくり・旨いもの探しからコピーライティング・パッケージデザインのラフまで何でもできる(?)マーケターの私としては、こういうとき何を考えるかというと、「骨酒は流行らせられる!!」ということです。ベーコンのカクテルを抵抗なく召し上がる文化圏の方々なら、日本の骨酒は、目新しくも馴染める「魚風味カクテル」ではないか?ね。そう思いませんか?

この記事にヒントを得て「やってみよう!」となった方(会社)は 、黙ってやらずに、お知らせくださいよ。(Twitterアカウント @CoffeeFanzine へメンションください。

商品開発に生かせ


ご参考までに、こんなチャレンジャーがいました。↓↓

【激ウマ】魚→獣まで、色んな骨で「骨酒」作ってみた!

私の路線とは違いますが、面白いですね。商品開発は単なる思い付きでもうまくいかないし、既成概念にとらわれ過ぎてもうまくいかない。そして絶えず人に刺激を与えるネタを得るための「視点」は、膨大な情報を自分にインプットし続けることなしには遂げられない。感性と圧倒的な勉強が必要です。

2017年3月13日月曜日

【雑記】商品開発担当部署は花形か?

 企業規模によっても、企業文化によっても、経営者・上層部の資質によっても、どういう人に商品開発を任せるのか?というのは異なり、定説がないと思います。

 職業柄、良い商品を生み出さない企業の典型というものを感じています。どういう企業かというと、商品開発の部署を花形に位置づけている会社。送り出した素晴らしい商品群によって、結果的に花形になったのならいいのですが、とりあえず強力な販路を持っていて何を並べても一定程度は売れてしまう会社で、商品開発に適した感性を持ち合わせない人を担当者にしてしまう場合は困った状況が起こったりします。

 旬なネタ(森友学園問題)で鶏と卵の喩えがありましたが、良い商品を作って売れたのか?強力な販路があるから売れたのか?そこがわからないような構造にしてしまっていると、商品力はなくなっていきます。売れる理由をしっかり把握できないわけですから、当然です。

 食べ物・飲み物なら、味だけでなく、原料、産地、まぁバックストーリーなんて要素も言葉としては使い古されていますが、やはり大事。キャッチコピーや、パッケージ全体から発せられる魅力。ある意味芸術作品と似たところがあります。だから、他者の共感を呼ぶような商品の力を創り出すセンスがなければ、存在感を示し支持を得続ける商品を生み出すことは難しい。

 看板に頼らない、力のある商品を生み出すのは、適性がなければできない。花形部署だから、ひいきの部下を配属しよう、プロに頼むとお金がかかるからPCいじれる社員にデザインやらせてしまおう、という安直な考えでは、会社の底力をあげてくれる商品を生み出し続けることはできない。私見ですが、さまざまな企業をみてきた実体験として、そう思います。